モチベーションと愛社精神

「社員のモチベーションが低いのですが、どう取り組めば上がりますか?」
「モチベや会社愛が希薄なスタッフっていないんですか?」

こんな相談を度々受けます。

「モチベなど無視!! 毎日ただやり抜くだけです!!」 が私流ですが、それで完結させたら、相談をいただいた者としてあまりにも役立たずです。
お相手に配慮した上での回答をするのならば、僭越ながら以下の通りです。

先にモチベを上げようと四苦八苦するから、部下のモチベが低いままなのです。

「上司がモチベを上げてくれたから頑張ろう」はその時は正解に思えますが、裏返すと「モチベを上げてもらえないと頑張れない」という甘えも育む事になります。

「もらったから与える」というマインドが癖づくと、 連動して「お金をもらって働く」と考える人材になります。
本来「働いてお金をいただく」の順序です。働いて価値を提供するからお金をいただけるのです。

モチベがどうだろうが、仕事は頑張るものです。

前置きが長くなりましたが、モチベや愛社精神は他人に上げてもらうものではありません。本人の内側から、自然と芽生えるものです。

どんな時に芽生えるかと言うと、私はやはり『成果』だと思います。

何事も成果が出るから面白いのです。
どんなに上司がモチベ上げに四苦八苦しても、成果を出せる人材に育ててあげられなければ、すぐに低いモチベに戻ります。

愛社精神も同じです。『会社の発展の中に己の爪痕を感じられた時に、後から芽生えはじめるもの』だと思います。
当社の店長達を見ていて、つくづくそう思います。

西田トレーナーや山内トレーナーは、今や湘南藤沢店と武蔵小杉店の店長をそれぞれ務めてくれていますが、それでも古巣川崎店の吉報が届くと、自分事のように喜んでくれます。

それは川崎店の発展の中に、彼ら自身の爪痕が深く刻まれているからです。
組織の発展を担ってきたメンバーほど、組織への思い入れが強くなるのは自然なことです。

だから、「モチベを上げろ!!」「愛社精神を持て!!」などと野暮な事は言わず、一にも二にも、まずは成果を実らせてあげることに心血を注ぎたいです。
そしたら、上が求めたり強いたりしなくても、自ずと仕事と会社が好きな社員に育つと思います。

一層、組織の能力密度の向上に努め、皆で身も心も豊かになっていきたいです。
未来永劫、落ちこぼれ社員は一人も生むことなく、歩を進めていきます。

末筆になりますが、当社に入社してくれた全社員と、当社の社員をトレーナーとして選んで下さった全店舗の全会員様に、心より感謝申し上げますm(_ _)m !!!

皆様が各店舗で流して下さった汗水が、各店舗を育てて下さってる事を忘れずに、負けないぐらい汗水を流す泥臭いオーナーでありたいです。

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