たかがメモされどメモ
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2021 / 08 / 13
社会人一社目の勤務先では、社長を拝むのは5年所属して僅か数回でした。
拝むと言うくらいなので、直接話した事など無く、全社員が集うような会合で遠くからスピーチを聞くぐらいです。
それでも、今も覚えているある集会があります。
その集会では、役員席が定められているわけではなく、席は会場入りした順番に全社員が平等に自由着席でした。
それでも当時の私が会場に入ると、お偉いさん達が、揃いも揃って最前列に着席していたのです。
「その他大勢」の社員達よりも、会場入りが早かった証拠でしょう。
また、最前に座る1割以下の役員が、後ろに座る9割以上の社員の比じゃない勢いでメモを取っていました。
まだケツの青い若手社員なりに、その事に強烈なインパクトを受けて、今も忘れられない光景です。
役員だから会場入りが早いわけでも、役員だからメモを取るわけでもないんです。
どこまでいっても新人のように、謙虚に勤勉にメモを取る人材だからこそ、人より高みに登り詰めるのだろうなと感じたものです。
メモ止まり(パフォーマンス)では直接的には評価しませんが、経験上、抜群に伸びた子は抜群にメモを取る子でした。
ちなみに、経営者は子供みたいな人が多いから、すぐメモ取る社員は多分好かれると思います笑。
メモは相手への敬意や、謙虚さや学ぶ姿勢の表れですし、メモらない事は過信慢心の表れですからね。
「自分ならどんな子にもっと教えたくなるか?」を考えたら、そう難しいことではないはずです。
目上の人が話し始めたら紙とペンを出す習慣は、この先も大切にしていきたいです。