刻石流水

8月20日(金)晴天33℃
ここ数年振り返ってもこの上が無いほど厳しい叱責をいただきました。親と同い年ぐらいの社長さんから、それはもう厳しく。

お叱りを受けるきっかけは、私から先方への非礼です。
そこに対して大変厳しいお言葉でお叱りを受けました。

しかしながら、その中身の一つひとつに心の耳を傾けると、本質的には御自身の怒りを吐き出しているのではなく、相手(=私)のために怒って下さっているのだと感じました。

私は日頃、会社では一番上の椅子に座らせていただいています。
会社組織というものは、上の立場になればなるほど、人様から叱られる機会が減っていきます。

「コイツはこの機会にこれぐらいキツく絞ってやらないとダメだ」
「ここでしっかり懲りておかないと、いつか痛い思いをする」

そんな老婆心から、未熟な若輩者に大目玉を食らわせて下さったのだと、勝手ながら解釈しています。
穏やかな口調で叱っても、相手が懲りて改心してくれる事ばかりではありません。
だからこそあの剣幕、あの言い方を選んで下さったのだと思っています。

本当にどうでも良い人間や、言うだけ無駄だと見限った人間には、時間をかけて叱ることすらしませんからね。

「もうオマエは信用できない。話は白紙だ。帰れ。」
と、一瞬で済ませる選択肢だって先方にはあるわけです。

ですがそれはせず、体重の乗っかった御言葉の数々をかけて下さいました。厳しさの裏側にあるご温情を感じずにはいられません。
己の未熟さが情けなく恥ずかしくも、有り難くて有り難くて有り難くて…。堪えきれず、頬を滴る見苦しいお姿を見せてしまいました。

「お盆や8月はご先祖様の御霊(みたま)が近くにいる」
「他人からの助言や苦言の中には、天国にいる“ご先祖様・恩人・知人の声”がある(間接的に言われていることもある)」
こんなお話を聞いたことがあります。

先方からの叱責・ご指導ご鞭撻は、私を見守る御霊からの大切なメッセージでもあると捉えて精進いたします。善い人間に生まれ変わるためのターニングポイントにしてみせます。
先方やご先祖様にいつも見られているつもりで自戒自律して参ります。

株式会社原マネージメント
代表取締役  原 正人様

このたびの御恩は一生忘れません。
御恩を石に刻むつもりで、お写真を携帯の待受画面にさせていただきました。
人格の立派な人間に成長しますので、どうか温かく見守っていただけたら幸いです。

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