素直
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2021 / 09 / 27
上司や同僚から見て、助言しやすい相手と助言しにくい相手でフォルダ分けした場合に、自分が前者になると人生の階段を上がるスピードが加速します。
本来、入り口では皆平等に機会が与えられているはずなのです。
彼にも彼女にも貴方にも、周囲の人間は分け隔てなく助言をしていきます。
しかし、そこでの己の在り方次第で、周囲の人間からの心証や扱われ方に差が生まれていきます。
平等ではなく公平になっていきます。
平等と公平は似ているようで、まるで別物です。
ここでの話に絡めると、平等とは前述の通り、誰にでも同じ成長機会(助言や指導)を与える事を意味します。
対照的に公平とは、成果や姿勢に応じて重み付けをして成長機会を与える事を意味します。
上司も同僚も人間です。
同じ助言をした際に、毎回すぐメモ帳を取り出し、一言一句取り溢さないように傾聴する相手。
対照的に、メモも取らず集中して耳を傾けていない、ましてや時に不貞腐れたり反論する相手。
それぞれに対する心証の違いは、自分が他人に助言や指導をする側になった時を思い出せば、容易に理解出来ると思います。
同じ助言をして、同じ成果をあげられないのは能力の差ですが、
同じ助言をして、同じように聞けないのは姿勢の差です。
能力には出来る出来ないが存在しますが、姿勢には出来る出来ないが存在しません。やるかやらないか心掛けの問題です。
心掛け次第なのにやらなければ、次第に周囲の人間からの心証や扱われ方に差が付いても、それは自業自得です。
こうして素直な人はどんどん成長機会に恵まれていき、偏屈な人はどんどん成長機会を失っていきます。
「素直な人材が伸びる」とよく耳にしますが、素直な人材は教え甲斐があります。教え甲斐がある人のところには、人や成長機会が集まってきます。
「でも」と「だって」は他人と成長を遠ざけます。
「お言葉ですが」を飲み込み、「お言葉有難うございます」に変えるだけで、人生は180度変わっていきます。
今のプライドが大事なのか、未来のプライドが大事なのか?
片方を得るためには、もう片方を捨てなければなりません。
捨てるべきプライドと、守るべきプライドを見誤らないことです。