コンテスト

コンテストシーズンも終盤を迎えました。

私はジム事業を生業としていることもあり、シーズン中は毎週のようにコンテスト関係の投稿が流れてきます。
中には悔しい思いをされた方々もおられる事でしょう。
その方々を慰める目的では無いですが、以下持論です。

コンテストも出るからには本気で取り組んだ方が良いです。
いい加減にやるぐらいなら、出ないほうがマシです。
本気で取り組むから、仕事や人生に通ずる教訓を得られます。

しかしながら、どれだけ仕事に通ずる教訓を得られたとしても
実際にそれが業績に繋がらない限り、職場では評価されません。

そればかりでなく、仮に優勝したのだとしても
仕事に支障や代償を生みながら手中にしたトロフィーであれば
評価されるどころか、職場での評価はむしろ下がるだけです。

仕事の評価は、仕事でしか上げる事が出来ません。

ここを理解していないコンテスト上位入賞者ほど
自分の価値を高く見積もる傾向があります。

例えば(※自社内にはこんな人はいませんが)
「優勝したのに職場の扱いが見合わない」
「自分は有名なのに給料が安い」
「私はもっと高く評価されるべきだ」
などです。

同じような暴論で
「私は職場で一番人気のトレーナーなので優勝にされるべきです」
と言えばコンテストで優勝出来るのでしょうか?

チヤホヤされて勘違いする方もおられるようですが
コンテストの結果と、職場の評価は全く別物です。

コンテストは優勝だけど業績は並以下。
コンテストは五位だけど業績は最前線。
この二択で、ボスが先に出世させるのは100%後者です。

職場の低評価をコンテストの高評価で穴埋めは出来ません。
職場の承認欲求は、職場で成果をあげるまで満たされません。

完全なる自己満足で出るのですから、受賞歴で見返りを求めないことです。
完全なる自己都合で出るのですから、同僚やお客様に迷惑かけないことです。

ここを理解してプレーしている方達だからこそ、上司や同僚も笑顔いっぱいに声援を送ってくれるのだと思います。

貴方がどんな風に頑張ってきたのかは、職場の仲間の顔に書いてあります。

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