成果主義

上司にとって、部下がその傘下に「言ったのか?」「教えたのか?」は与り知らぬ事です。「出来るようになったのか?」にしか興味がありません。

家庭教師は「教えたのか?」だけで保護者様から評価されるでしょうか。
パーソナルトレーナーは「教えたのか?」だけで会員様から評価されるでしょうか。

いいえ。
「子どもが合格したのか?」「自分の目標を達成できたのか?」
肝心なのはこの点であるはずです。

どれだけ教えようとも、不合格ならそれまで、未達成ならそれまでです。
同様に、どれだけ教えたのだとしても、部下が出来るようになっていなければ、それまでです。

教えたけど出来ていないならば、結果だけ見たら教えていないも同然です。

「何度も言っているんですけど」「先日教えたばかりなんですけど」
こんな事を言う会社員は珍しくないかもしれませんが、言えば言うほど自らの評価を下げるだけです。

部下を出来るように育てられていない上に、更にはその結果を部下のせいにしている。(=他責)

そう判断されます。
部下のせいにした瞬間に、部下だけでなく、自らの成長もそこ止まりです。

部下が出来たら100%部下の努力。
部下が出来なければ100%上司の責任。

全ては上司の器次第です。

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