看板を磨く

「甲子園優勝チームの部員だった」
と聞くと「野球が上手そう」という先入観が湧きます。
実際にはレギュラーか補欠かも分からなくても。

「学生時代スタバでアルバイトしてた」
と聞くと「ホスピタリティが高そう」という先入観が湧きます。
実際には勤勉かどうかも分からなくても。

このように、コミュニティの対外的評価と、所属する個人の評価は連動します(評価連動)。

つまるところ、自分の対外的価値・史上評価を高めるには、自分の所属するコミュニティの価値を上げるのが最短ルートです。

古い言葉では「看板を磨く」などと表現したりします。
組織人である以上、看板を磨くことは大切な務めです。

しかしながら実際のビジネスシーンでは、しばしばこんな方達がいます。

「うちの上司が理不尽」
「新しい部下が全然使えない」
「うちの職場はここがダメ」
などなど、まるで第三者機関のように、ヨソで批評するタイプです。
自分がそこのチームに所属している、つまり己の位置を正しく認識していれば、本来は出るはずのない発言です。
なので、これらの方達を「位置ズレ」と呼びます。

位置ズレ社員は、自分で自分の看板を汚し、自分で自分の対外的評価も落としている自覚のない危険な人種です。

文句があるなら辞める。
辞めないなら黙って従う。

私達ビジネスマンに残された選択肢はこの二つなのです。

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