【1億のスマイル「新たな命を育むことにしました」】
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2021 / 05 / 10
5月4日に紹介させていただいた酒井法子さんのYoutubeチャンネル「1億のスマイル」での2話目が配信されました。
今回も心より感銘を受けました。
こんな形で“種”を取り上げて下さる芸能人の方がいて下さるとは…。
昨年の2月以降、従業員の健康と経済を両方守るための正しい経営判断をするべく、私なりに必死で勉強しました。
疫病のことから始まり、医療・食糧・生活用品・政治、外交などなど、暮らしや命に繋がる多岐な物事へ関心の対象が広がっていきました。
これらを全て書き綴ろうと思うと、一日あっても到底足りないので、本質的なことを一言で表現すると
『不自然なモノは身体に悪い』
『不自然なことをすると不自然な未来に辿り着く』
これが私が至った答えです。
病気に関しては、製薬会社や医療機関に依存してはいけないのです。対症療法は私達の身を不健康にします。
食糧に関しても、食品添加物や農薬や遺伝子組み換え作物など、本来自然界に無いものを摂取してはいけないのです。確実に私達の身を蝕んでいきます。
毎日使用する洗剤に関しても、合成洗剤など、本来自然界に無いものを使用してはいけないのです。経皮毒と言って、やはり私達の身を蝕んでいきます。
さて、話を食糧に戻します。
日本の農業は、昭和30年頃までは在来種古来種と呼ばれる種が主流でした。
その土地、その土地の風土や気候に合わせて自然に選抜、淘汰されて代々受け継がれてきた種です。この種は作ろうとしても今すぐに作れるものではなく、長い歴史とともに存在するので、とても貴重なのです。
形は均一では無いですが、作物本来の味わいを堪能することが出来るのと、栄養価も高いです。
一方のF1種とは市場の9割を一部の多国籍アグリ企業が寡占している種のことで、均一に育つ代わりに一世代限りしか品質が保たれない化学的に作られた種です。
ところで、先述した在来種古来種のお米の種を守るためには、大変な労力やコストがかかります。お米は八十八の手間暇がかかっているので“米”と綴るのです。
それだけ大変な手間暇とコストがかかるお米の種作りなので、米農家の方々がお米作りにだけ専念できるように、戦後の昭和27年に種子法という法律が制定されました。
「二度と国民を飢えさせてはいけない」という合言葉でこの法律が生まれて以降、長らく政府が種を守ってくれていました。
が、その種子法が2018年にアッサリ廃止となりました。
時の日本政府は種を守ることを放棄してしまったのです。
続いて、2020年4月に種苗法が改定されました。
この法律により、農家の方々は何故か、自分の畑で採れた種を来年蒔いたら懲役10年の対象となりました。
毎年、一部の多国籍アグリ企業から、種を買わないといけなくなるのです。
もし、種に法外な金額を課せられたらどうなるのでしょうか?
もし、「言う事を効かないのなら、もう来年からお前の所には種を売らない」と脅されたらどうなるのでしょうか?
生殺与奪権を握られるに等しいことになってしまうと言って過言ではありません。
また、F1種には、人体への影響が危険視されている遺伝子組み換え作物も多く存在します。
信じられないかもしれませんが、サソリの毒を持つキャベツなどは既に開発されていて、種の権利も特許を取得されています…汗。
(参考文献リンク→「モンスター食品」が世界を食いつくす! 遺伝子組み換えテクノロジーがもたらす悪夢)
害虫からキャベツ自身で身を守れるように、サソリの毒を発生させるのだそうです。害虫にしか影響はなく人体への影響はないと主張されています。
本当でしょうか?
そもそも、どれだけ抗おうとしても、たかだか人間が自然界をコントロールすることは出来ないのです。
ベトナム戦争で用いられた枯葉剤を商用利用した製品がラウンドアップと呼ばれる除草剤ですが、そんな強力な除草剤を持ってしても、ラウンドアップに耐性を持つ害虫は発生してしまいました。
それが自然界であり、その自然の摂理に反することは、健康や命を犠牲にすることに繋がります。
そもそも特許とは、工業分野のために生まれたシステムであり、大地の恵みで何千何万とともにヒトと共存してきた農作物は、誰のものでも無いはずです。
こうした根深い問題や闇が沢山ある昨今の農業事情がありますので、今、「在来種古来種を守ろう」「日本の伝統的な農家を守ろう」とする運動も盛んになっています。
元農林水産大臣の山田正彦先生の書籍を是非ご覧になられてみてください。
(参考文献リンク→「売り渡される食の安全」「タネはどうなる?!」)
しかし、まだまだ圧倒的に種の問題への認知度は一般層に浸透していないのが現状です。
そんな中、酒井法子さんのYoutubeには希望を感じました。
素晴らしい企画を心よりありがとうございます。
有名人著名人のこうした活動により、種に関心を持つ方々が増えることを祈ります。
私達は子供達の世代に、安全な食卓を残していかなければなりません。