強き者は車

先日、リーダー陣にこんな話をしました。

「リーダーは車、部下は歩行者なんだ」と。

強い者には“譲る心”や“引く器”が必要なのです。

例え歩行者が信号無視をしたり、急に車道に飛び出してきても、力の強い側である車が止まるのが正しいのです。

どんな状況であっても、事故が起きたら、力が強い側の責任になります。
プロの格闘家も、拳が凶器扱いされますから、暴徒に絡まれたとしても無闇に応戦できません。

話を戻しますが、リーダーと部下では、リーダーの方が力があります。

そして、部下は未熟だから貴方の部下なのです。
貴方より達者であれば、貴方より上に座っているはずです。
その未熟さを理解して抱擁してあげることです。

仮に相手が間違っていたんだとしても (=信号無視や飛び出し)、 轢いたり跳ねて良いわけではありません。

完膚なきまでに論破をしたり、頭ごなしに怒鳴り付けたりしても、相手を傷付ける事故が起きます。

反感を買って無意味に敵を作る事が目的ですか?

きっとそうでは無いはずです。

部下を育成して、部下のパフォーマンスとチームのパフォーマンスを上げる事が目的なはずです。

叱っても部下が変わらなくては意味がないし、叱らなくても部下が変われば意味があると考えます。

本来の目的に立ち帰り、車であるが故の振る舞いを心掛けることに尽きます。

If I wasn’t hard, I wouldn’t be alive.
If I couldn’t ever be gentle, I wouldn’t deserve to be alive.
(=強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない。)
by レイモンド・チャンドラー

尊敬するメンターの受け売りで、この言葉が大好きですが、強い者が優しく無かったら何の意味もありません。

これからも肉体を鍛えていきたいですし、経済的な力も養っていきたいですが、それは私にとって、もっと優しく大きな人間になるための手段でしかありません。

簡単なようでとても難しいことなのですが、強さを正しく使える人間になりたいです。

というよりも、正しく使える人間にしか、世の中や神様は強さを与えないような気さえします。

だから、やはり心の研鑽が大切だと思うのです。

共に精進していこうね!!!
君は必ず良いリーダーになれるから大丈夫。

昇進おめでとう^^

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