遠方の景色

会社組織は山のようなものだと思っています。

麓には入社ホヤホヤの新人が立っています。
五合目には中間管理職が立っています。
山頂には社長が立っています。

麓にいる人にはごく近くの景色しか見えません。
五合目にいる人には少しひらけた遠くの景色が見えます。
山頂にいる人には誰よりも遠くの景色が見えます。

ここでいう近く遠くとは、時間軸のことです。
社長はその組織において、誰よりも遠くの未来が見えています。

というよりも見えていないといけません。
遠くの未来を見渡しながら、会社の舵を取るのです。
遠くの未来を見渡しながら、目の前の現在に心血を注ぐのです。

無論、人生を預かった社員達の未来も見渡しながら育成にあたります。

どのぐらい遠くの未来でしょうか?

1年後でしょうか。
或いは2年後でしょうか。
はたまた5年後でしょうか。

「この先ずっと続くその子の人生全般」

これが私の答えです。

結婚して専業主婦になる子もいるかもしれません。
実家の家業の跡取りになる子もいるかもしれません。
いつかは独立開業する子もいるかもしれません。

私の会社にいる間だけがその子の人生ではありません。

直接育成してあげられるのは私の会社にいる間だけですが
もしも私の会社を離れたとしても、その子にはまだまだずっと続く人生の旅が待っています。

だから

「キミはここを鍛えると人生の可能性が大きく拓けるよ」
「キミはここを克服しないと人生でいつか大怪我するよ」

経験上、そう思えるものは、死力を尽くして教えます。

沢山の人を見てきました。
「これをやったら必ず成功する」は無く、成功パターンは人それぞれですが、
「これをやると大概失敗する」は有り、失敗パターンはおおよそ決まっています。

だから例えその場で煩いと思われても良いのです。
嫌われることなど一向に構わないのです。

その子も少しずつ山を登っていくわけですから、自分の育成が本当に間違っていなければ、いつか今の自分と同じ山の位置からモノを見れるようになります。

その時が来たら、きっと分かってくれると信じています。

だから何があってもめげずに育成にあたれます。

私は社員を信じているので。

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