監督者要らず

例えば入社当時
[ 己→直属上司→係長→課長→部長→専務→社長 ]
という組織図だった場合、己の上には6人の上司がいることになります。

この組織においてもしも課長まで出世した場合
[ 己→部長→専務→社長 ]
と、6人いた上司が3人になります。

新人には6人の上司が必要だが、課長には3人の上司で十分だと言い替えることも出来ます。

組織人は、上に行けば行くほど己の上司が減っていきます。

裏返すならば 「上司が減っても問題ない人材」こそが、出世するに分相応だともいえます。

世の中において、出世したければ、誰かの監督が不要な人材になることが近道だと思います。

究極的には、社長になると、己の事を監督してくれる人が誰もいなくなります。

勤怠、納期、報連相、アウトプット(提供する成果物やサービス)の品質、メンタルetc…全て自己管理です。

サボっても叱られる上司がいない分、サボりたければサボりたい放題です。

自分で自分を律することが出来ない人は、いとも容易く堕落出来てしまいます。

だから「監督者要らず」とは到底言えない成熟度の人材が、焦って独立すると遅かれ早かれ大抵痛い目を見ています。

出世したければ、成功したければ、監督者要らずを目指すことからです。

私が思う簡単な訓練は
「あれどうなった?」「これ大丈夫?」
と他人に聞かれることを減らすことです。

上司に先に確認(≒心配)されたら負け!先手先手!

そう思って励んでいくと、とても己を鍛えられます。

己に厳しくなればなるほど、高みへ行けるはずと信じて道を進みます。

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