無垢

一生玄人になれなくて良いから、心は無垢な新人のままでいたいものです。

全ての人が学びの対象で、全ての仕事が有り難い経験であるにも関わらず、
なまじ運や業績に恵まれたりすると、好調がかえって驕りや慢心の種になります。

努めて自戒していかなければ、その種が徐々に芽吹くようになってしまいます。
次第に自己評価が高くなり、素直さや謙虚さの足を引っ張るようになります。

そして
他人と優劣つけたり、仕事や顧客を選ぶようになったり、周囲の助言を傾聴しなくなったりetc…次第に自ら成長機会を狭めていくのです。

これで消えてった人をもう腐るほど見てきました。
若い頃の私も、消えかけるほど痛い目を散々見てきました。

同じ轍を踏まないように

「全ては周りの支えのお陰様」
「自分の力でやれている事など一つもない」
「有り難うございます有り難うございます」

この事を、いかに己のDNAに刻めるかだと思っています。

だから、一見好調に物事が進んでる時こそ一層襟を締め直して、無垢を取り戻さなければいけません。
生まれた頃はあんなに純白だったのですから。

子どもや駆け出しの新人を観察していると、やはり何事も小慣れちゃいけないと思わされます。
無垢になった分だけ成長出来るのだと背中で教えて下さいます。

仕事を
“驕り”というサビを身に付けるためではなく、
“謙り”に磨きをかけるためのヤスリにしていきたいものですね。

素敵な気づきを有り難うございます。
何年経とうとも、私はいつまでも駆け出しの新米経営者です。

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