2019年の5月、尊敬するフィルモアさんが御来社して下さり、御講話をいただいた際に、こんな事を教わりました。

オリンピック選手村のスタッフは、勝つ選手と負ける選手が分かるらしいのです。

その差は実に明瞭で
｢こんな所で生活出来ねーんだけど…｣
と文句を言いながら過ごす選手は負けていき、

｢何このトイレ(笑)こんなの初めて見たよ(笑)｣
キャッキャ笑って過ごす選手は勝っていくのだそうです。

言語化するならば『環境適応力』でしょうか。
気持ちの切り替えが出来る人は、本当に強いということです。

競技の世界だけでなく何にでも言える、示唆に富んだエピソードだと思います。

将来的に大成するビジネスパーソンも、他人や環境に対して不平不満を言わないし、受け入れた上で、気持ちのコントロールを自分で出来る人です。

一方で、経年的な成長に乏しいビジネスパーソンは、受け入れることが出来ず、他人が変わることを期待したり、環境を変える方向に頭が働く傾向があります。

他人や環境は変わらないものと割り切り、｢自分がどう戦うか？｣｢どう励むか？｣に集中した方が、どこに行っても通用する自分を形成することが出来ると思います。

外を受け入れる力と、内に集中する力を研鑽し
『勝ちに相応しい人間』を目指して励んでいきます。