凡才魂

素質が無い事を悲観する必要は一ミリもありません。
出来るまで何度も何度もトライ&エラーすれば良いのです。

その血の滲む苦労の歴史こそ、珠玉の智慧となります。
そして、のちに自分のマネジメント人生を助けてくれます。

何故ならば 「飲み込みの遅い人にどう伝えたら飲み込み易くなるか?」を、誰より熟知してるのが“ド凡才”だからです。

覚えの早い人要領の良い人は、覚えの遅い人要領の悪い人の気持ちが中々理解出来ません。
しかし、世の中はデキる人よりデキない人の方が大多数で構成されていると私は思います。
『相手がデキる人前提』の育成やマネジメントは大抵上手くいきません。

プレイヤー時代は飲み込みの早い人を羨ましく思う事もあるかもしれませんが、「若い時の苦労は買ってでもせよ」という日本語があります。
駆け出しの今の苦歴を、どうか大切に積み上げておいて下さいね。

ウサギと亀のように、後から秀才達を追い越すための強力な武器になります。
プレーヤーからマネージャーに移行したらきっと腑落ちする日が訪れると思いますが、素質が無い人のほうが育成者向きだったりします。

その事を証明出来るよう人間として成長し、いつか身近な凡才達の希望の光になれたら幸いです。

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