母親
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2021 / 08 / 06
「人は自分が一番可愛い」
誰でもどこかで一度は耳にしてきた言葉ではないでしょうか?
間違った価値観だと全く思いませんし、私も身近な人達には「まず自分を一番大切にしてね」と話しているほどです。
それでも“母親”という生き物だけはいつも例外でした。
私の妹には、胸元に大きな手術痕があります。
幼少期の頃、不整脈の手術を経験しているのです。
手術が必要と診断された当時の母の顔は、今も鮮明に覚えています。
「どうして不自由無い身体に生んであげられなかったんだろう」
「私が変わってあげたい」
とポロポロ涙を流していました。
親にとって自分の事など二の次三の次なんですね。
子どもの事が何よりもまず第一なんです。
…それから数十年後、初めてお腹を痛めた妹からこんなメールが届きました。
「■■●●(←母の名前)みたいなお母さんになる!!」
と。
「嬉しい事があった時に 誰かに言いたくなるのは
自分よりも喜んでくれる人に 育ててもらったからなんだんだろうな」
「あなたがいるから 僕は今こうして笑えてるよ
あなたがいるから 苦しくても顔を上げて歩いてるよ」
「頼りなかった僕も少し大人になり 今度は僕が支えていきます
そろそろいい年でしょう 楽して暮らしてください」
世の母親達の偉大さに、脱帽せずにはいられません。