結婚してからは片目を閉じよ

結婚前には両目を大きく開いて見よ
結婚してからは片目を閉じよ
By トーマス・フラー(イギリスの聖職者)

「恋は盲目」という格言があるように、恋愛中は相手のよい点ばかりが目についてしまうものです。

しかし、結婚を決める前には両目を見開くようにして相手を徹底的に観察しないといけません。

そして、結婚後は相手の多少の欠点には片目を閉じるぐらいの寛容さが必要ですよ。

そんな教えだと思いますが、「結婚」の二文字を「採用」に置き換えて考えられる経営者になりたいです。

自分も就職活動中はそうでしたが、入社を狙う意気込みの高い候補者ほど、自分をよく見せようとするものです。

「面接で話す内容が相手の全てではない」という頭で相手の本質を見抜かなければいけません。

それが候補者へのマナーだとも考えます。

企業や経営者との相性が悪いと、相手のためになりませんからね。

なので、採用前は両目を大きく開いて見抜きます。

それでも一緒に活動しないと見えない部分も沢山あります。

だとしても、自分がプロポーズをして選んだパートナーなのですから、選んだ後は多少の欠点には目を瞑る器量こそが、社員を輝かせると思います。

欠点をそのまま放置しろという意味ではありませんが、誰だって欠点は一日二日で直せません。

なのに、欠点にばかり目を向けると、どうしても叱ることが増えます。

それで上手くいった試しが、少なくとも私はありません。

片目を閉じて、少しずつ磨き合えたら、お互い幸せだと思う今日このごろです。

お知らせ一覧へ戻る