命日

西新宿に住んでいた頃、息子のように可愛がってもらったお鮨屋さんの大将が、天国に旅立って丸一年が経ちました。

彼は私にとっても家族のような人で、彼の前では“人の子”の姿になれました。

伝え方や相手を誤ると嫉妬を買う原因になるため、仕事の話をする相手は選んでいますが

「スタッフが今日こんな事を言ってくれてね」
「スタッフがこんな業績を達成してくれてね」
まるで小学校で嬉しい事があった子どもの様に、話しかけている私がいました。

「そうかぁ^^」
「すごいねぇ^^」
「やっぱり人間だよねぇ^^」
いつも我が子の事のように優しい笑顔で喜んでくれました。

だからいつも安心して話す事が出来ました。
嬉しい事があったら、まず大将のところに報告に行っていました。

今はほんの少しだけ離れたところにいて、直接報告することは出来なくなったけれど、
「喜んでくれる報告を沢山届けなきゃ」
と思ってこの一年走ってきました。

「大ちゃんは絶対成功するから」
「僕には分かるの」
「この子はねぇ物凄い良い子だから」
といつも勿体無いお言葉をかけてくれました。

耳の奥に残っている温もりを思い出すと、嫌なことがあった時も挫けずに頑張ることが出来ました。

今月は嬉しいことや、僕にとって意味の大きな事が沢山ありました。

お盆だから大将が近くまで、ご褒美を届けにきてくれたように感じています。

お父さん、ありがとう。
僕はまだまだ止まらないよ。
大切な人達を一人残らず幸せにしてみせるからね。
絶対だよ。

見ていて下さいね。

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