声無き声

「他人(ひと)の痛みの分かる人間になりなさい」
「他人(ひと)の気持ちが分かる人になりなさい」

大人が子どもへの躾でよく口にする言葉ではないでしょうか。
これが「仕事人生を好転させる基盤になる」とつくづく思います。

対お客様・対上司・対部下・対委託先などなど、仕事は人対人の物語の連続です。
日本は特に本音と建前の社会ですから、ここを理解せず口から出る声だけを拾っていると、どこかで歯車が狂い始めます。

ごく些細な変化のうちに拾えれば良いのですが、往々にして修復や挽回が困難になってからようやく気付いたりします。

相手はどんな心情なのだろう?
このアプローチだとこんな心情になるのではないか?
周囲にアンテナを張っている人ほど、歯車が綺麗に噛み合っているように見受けられます。

それを体現している人達が社内にいるお陰様で、日々学びが尽きません。
この人達は何でこんなに優しいんだろう。
私も見習わなければいけません。

『相手の声無き声を拾う器量』が大切なのだと思い知るばかりです。

遠い昔に、親の顔を見上げながら聞いていた躾は、何歳になっても一番の教科書です。

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