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2021 / 09 / 29
「高いお酒を卸してもらうことに罪悪感が芽生えます」
(その気になれば卸してもらえるが、良心で自主規制していると暗に言いたそう)
水商売でよくこんな事を言うプレイヤーがいますが
①自分の商品価値が低いことが原因
②良心を言い訳にしてるが実力不足
これ以上でもこれ以下でもありません。
例えば、一流の高級旅館の女将さんは「こんな宿泊費をいただくのは罪悪感が芽生えます」と言うでしょうか?
また、同じ宿泊費をオンボロ宿の素泊まりで請求するのだとしたらどうでしょうか?
旅館に限らず、車でも洋服でも料理でも、全てに通ずる理屈だと思います。
価値の無いものを高い料金で売ろうとすれば罪悪感が芽生えますが、相応の価値があるものを相応の料金で売ろうとすることに罪悪感が芽生える人は少ないはずです。
相応の価値があれば、お客様もご料金に不満は感じません。
「一万円だから高い」「千円だから安い」ではありません。
一万円でも安く感じる食事はあるし、千円でも高いと感じる食事はあります。
私は税理士を一度チェンジしており、後任の先生は前任の先生よりも一万円以上高い顧問料であるにも関わらず、安いと感じるのは後任の先生です。
売上のあるホストや営業マンが悪人で、売上のないホストや営業マンが善人なのではありません。
良心の有無ではなく、実力の有無だと思います。
前者は実力がある人で、後者は実力のない人。
「売ろうと思えば売れる」「やろうと思えばやれる」
を匂わすことほど格好悪いことはありません。
言い訳を磨く暇があれば、人格と実力を磨きたいです。
人格と実力を磨けば、隣のお店よりも1万円高くとも、お客様は選んでくださるはずだと信じています。
「隣のお店より一万円安い」を動機に流動するお客様は顧客とは呼べません。料金よりも価値で選んで下さっているお客様こそ顧客と呼びます。
モノを売るのではなく、自分を売るのです。