リアリティショック

どんなに憧れていた業界や会社であろうとも、理想と現実のギャップは起こると思います。

世の中に完璧な人間がいないのと同様に、世の中に完璧な会社など無いと思います。
人の欠点が耐えられない人は誰と付き合っても上手くいかないのと同様に、会社の欠点が耐えられない人はどこに勤めても上手くいかないと思います。
しかも『未熟なフェーズの頃に感じる上司や会社の欠点』というものは、実に主観的であり、ただの自分の我儘であることも少なくありません。

片目を瞑り、清濁併せ呑む度量を持つ事は、社会人として「一人前」になるための通過儀礼だと思っています。

人材側は生活や自己実現のために入社してきますが、企業側は育成のためにお金や時間をかけて下さっています。
初年度は、正直先行投資のつもりで雇っている企業も少なくないと思います。

新人研修やOJT期間が終わったタイミングは、企業や上司にとって
「よし!!これから活躍してもらうぞ。組織の役に立ってもらうぞ!!」
というタイミングかもしれません。
尚且つ、人材側がいち社会人として貴重な財産である経験値を積めるのもようやくその頃からだと思います。

本人の人生ですから本人の自由ですが、学び残しが豊富にあるままフェードアウトするのは、傍目で機会損失に見える事が実に多いです。
手に入るはずだった財産を逃しているも同然だからです。

ひとつの城で、ある程度長く辛抱強く頑張るからこそ、一皮も二皮も剥けた自分に会うことが出来ます。
何事も夜明け前が一番暗く、そこを耐えた人だけが朝日を眺めることが出来ます。

あと少し辛抱してみませんか?朝日はもうスグそこです。

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