北風と太陽

今のご時世、つくづく北風より太陽のマネジメントが大切だと思わされます。

私が大学時代にお世話になったバイト先・業界では、北風のマネジメントが当たり前。手が飛んでくることなんて全然珍しくありませんでした(笑)
もしもその時代に太陽のマネジメントをふるう上司や会社があったならば、きっと「甘い」「ヌルい」と思われた事でしょう。

しかし、今活躍している上司や伸びている会社は、太陽のマネジメントが実に多いと感じます。

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■「北風と太陽」(イソップ童話)のあらすじ
あるとき、北風と太陽が力比べをしようとする。そこで、旅人の上着を脱がせることができるか、という勝負をする。
まず、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとする。しかし寒さを嫌った旅人が上着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。
次に、太陽が燦燦と照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から上着を脱いでしまった。これで、勝負は太陽の勝ちとなった。
 
■教訓
手っ取り早く乱暴に物事を片付けてしまおうとするよりも、ゆっくり着実に行う方が、最終的に大きな効果を得ることができる。
また、冷たく厳しい態度で人を動かそうとしても、かえって人は頑なになるが、温かく優しい言葉を掛けたり、態度を示すことによって初めて人は自分から行動してくれるという組織行動学的な視点もうかがえる。
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他人に何かを強要・強制されたい部下は早々いません。 
皆、自分で思い立って自分から変わりたいのです。

「厳しい上司が格好いい(甘い上司は格好悪い)」
「合理的でシステマチックなマネジメントが格好いい」
こんな気持ちが見え隠れする時点で、手段に囚われ過ぎです。
大切なのは手段よりも結果です。

あえて格好いい悪い論に言及するならば
厳しい上司ウンヌンの前に、結果に導く上司が格好良いのではないでしょうか?

厳格であり奉られているものの、傘下で誰も輝いていないリーダーなど何も格好良くはありません。

人が自然と変わりたくなる太陽のような上司。
太陽に照らされ、生き生きと輝いている部下。

今はそんなチームに憧れます。

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