温室育ち

何事も最初が肝心です。

入口から過保護で育てる必要はありません。
ヌルい部屋で育てるから“温室育ち”になるのだと思います。

昔は親も先生も厳しかったです。
間違った事をすれば毎回叱ってくれたし、ゲンコツも散々くらいました(笑)

その中で『原理原則(人としての根)』を叩き込まれた気がします。

そのことが、社会に出てから、幾度となく我が身を助けてくれました。
歳を取れば取るほど、幼少期の躾の有り難みが身に染みます。

職場も、根本は同じだとつくづく思います。

最初から上が下に変に忖度する必要なんてありません。
上司の忖度は、ややもすると、甘やかしや過小評価になります。

リーダーが勝手に推し量った低め基準に沿って、部下の到達点が左右されてしまいます。本当はもっとやれるとしても…です。

やれるかやれないか?厳しい土壌に蒔いてみれば良いのです。
採用がマトモなら、多くの人材は厳しい土壌にあわせて順応します。

厳しい環境のほうがトマトは美味しく育ちますし、甘やかせば根腐れします。人材も同じだと思います。

厳しい土壌に蒔かれればそれが基準になり、甘い土壌に蒔かれればそれが基準になります。最初に覚えた基準で、将来の実り方が決まります。

今恨まれたとしても、将来感謝されればそれで良いのです。
今か近い未来しか見えない子どもの代わりに、遠くの未来を見てあげるのが親の役目です。

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